2023年8月より、朝倉ゼミナールが活動を再開します!
2023年1月21日(土)~22日(日)四国民研が高知市で開催され、21日(土)は朝倉ゼミナール館が会場となりました。四国各県から現職・退職教員が集まり、森さんの教育実践をふりかえる機会にもなりました。
高知民研では2021年度から、森尚水さんの教育実践を検証するプロジェクトを開始しています。その一環として、森さんの著書・論文や学級通信などの実践記録を発掘、整理する作業を続けています。朝倉ゼミナール館には、森さんの実践記録を展示しています。
2022年8月に高知県で開催された「教育のつどい2022」(全国教研)にあわせて、高知城ホールにて、「森尚水をふりかえる展」を開催しました。ありがとうございました。
2022年3月、森尚水さん追悼集「森さんありがとう」を発行しました。
(高知県民主教育研究所)
尚水さんが旅立って、1年が過ぎました。
人の集まるところに、ひょっこりあらわれ、「どうでえー」と声を掛けてきそうです。
忙しい中、多くの方々に「思い出」を寄せていただきました。感謝しています。
森尚水さんとともに同じ時代を生きたことを、自分たちの胸に刻むための一つとなれば幸いです。
2022年3月 桜の咲くころに・・・
高知市民主教育研究所
呼びかけ人 中島 暁
2021年4月11日「高知民報」に掲載された、高知民研所員・中島暁さんの文章です。
2021年3月26日(金)、高知民研所員の森尚水さんがお亡くなりになりました。高知民研の所員会議には、必ず参加してくださっていましたが、昨年の夏ごろから体調がすぐれず入院されたり、自宅で静養されたりしておりました。とても残念です。ご冥福をお祈りいたします。高知民研事務局
高知民研の所員でもある森尚水さんの著書や活動を紹介します
『日刊地域新聞「うらどっこ」つくった!配った!子どもたちの2620日』
リーブル出版、2017年
1990年当時、問題の多かった浦戸小学校5年生の担任になった「まめだ先生」。
地域の人からの苦情、「クソババア事件」をきっかけに、ある日、子どもたちに毎日自分たちで新聞を作り地域に配布しようと提案します。...
子どもたちは、文章を書くことやクラスみんなで協力することを学んだり、地域のニュースを探すことで地域に関心を持ち始めたり、地域の人たちが楽しみにしてくれていることを知り、地域とのつながり・結びつきが生まれたり・・・
10年以上もの間、1日も休まずに作って配り続けた子どもたちの成長を描く感動のドキュメント。本当の教育がここにある?!
すべての子どもを希望する高校へ!
地域で支え合いながらゼミナールを開き、低学力の子どもたちを希望する高校へ入学させ続けた「まめだ先生」と、その子どもたちの30年間の記録。
→詳しくはこちらもご覧ください(1冊の本ができるまでの出版ストーリー)
『まめだ先生と子どもたち』リーブル出版、1997年
『まめだ先生のかけ算・わり算がわからなくてもできる中学生の数学(代数)』朝倉ゼミナール
『まめだ先生』1~7巻セット
リーブル出版
『まめだ先生』⑨リーブル出版、2001年
『まめだ先生』⑧リーブル出版、2000年
『まめだ先生』⑦リーブル出版、1999年
『まめだ先生』⑥リーブル出版、1998年
『まめだ先生』⑤リーブル出版、1997年
『まめだ先生』④リーブル出版、1995年
『まめだ先生』②南の風社、1992年
『学級通信 ちりめんじゃこの詩』1995年度(4年)
『学級通信 日なたぼっこ』 1994年度、2・3学期(4年)
『学級通信 日なたぼっこ』 1994年度、1学期(4年)
『日刊地域新聞 うらどっこ』(3) 1992年度(3年)
『日刊地域新聞 うらどっこ』(2) 1991年度(6年)
『学級通信 墾く』 1990年度(5年)
『日刊地域新聞 うらどっこ』1990年度(5年)
『学級通信 芽ぶく』1987年度(6年)
詩と銅版画集『めだかの目』1986年
『学級通信 ひたる』(3年)1983年度
画集『描くことを生きる力に』1981年(4年)
*未公刊
「まめたと八郎」1982年度(3年)
「やっこだこ」1981年度(6年)
「ねぎぼうず」1979~80年度(3・4年)
「まめだぬき」1978年度(2年)
「はちのすの子どもたち」1977年度(2年)
「もりもり新聞」1975年度(5年)など
分担執筆
・「学級づくりの目標と年間計画 夢と冒険をひろげるロマンづくり」『子どもと教育別冊 学級づくりの計画と実践 小学3年』あゆみ出版、1985年
・「いつまでも青年教師でありつづけたい」大槻健・浜林正夫編『いま学校と教師に問われるもの』大月書店、1986年
・「あざみのなかの子どもたち」美術教育を進める会編『人格の形成と美術教育2 小学校の美術教育』あゆみ出版、1991年
・「日刊地域新聞づくりで子どもたちは何を学んだか」教育科学研究会編『現代社会と教育4巻 知と学び』大月書店、1993年
・「『ランドセルがはこぶ風』(岩辺泰吏)から学ぶ」大畑佳司編『子どもの権利を生かす生活指導全書19 生活指導実践から学ぶ』一葉書房、1993年
・「実践記録 ボラボラ学級の子どもたち」『教師入門実践講座12巻 いらだち・思春期 高学年』福教社、1994年
【教育実践論文】
・「はこべ!子どもたちの心にやさしさを」教育科学研究会編『教育』国土社、1984年1月号
・「紙風船のごとく何度でも」日本民間教育研究団体連絡会編『教育実践』44、1984年
・「おしゃべりなあざみとほうせき売りのざりがに」美術教育を進める会『子どもと美術』あゆみ出版、1984年11月
・「友だちがかえってきた」教育科学研究会編『教育』国土社、1984年10月号
・「さっちゃんのやさしさ」教育科学研究会編『教育』国土社、1984年11月号
・「Mちゃんの成長」教育科学研究会編『教育』国土社、1984年12月号
・「心のやさしさを求めて」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』1、桐書房、1986年
・「トビラの絵」『子どもと教育』あゆみ出版、1986年4月号
・「自分の中にもう一人の自分を育てる」『子どもと教育 新学期学級づくり全科』1987年4月臨時増刊号、あゆみ出版
・「高知市での塾活動の成果 子守りから子育てへ」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』11、桐書房、1989年
・「日刊地域新聞『うらどっこ』絵日記から4コマまんがへ」美術教育を進める会『子どもと美術』28、1991年、あゆみ出版
・「手づくり進学塾ふれあい記 朝倉セミナールと出会った子どもたち」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』18、桐書房、1991年
・「地域日刊新聞『うらどっこ』をつくる子どもたちのいま」教育科学研究会編『教育』国土社、1992年2月号、
・「親と教師が手を組み、ゆたかな文化を子どもたちに」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』21、桐書、1992年
・「子どもの負担を多くする 学校週五日制」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』24、桐書房、1992年
・「わが町 高知市浦戸町」「まめだ先生」美術教育を進める会編『子どもと美術』31、あゆみ出版、1992年
・「“まめだ先生“は子どもたちの望む教師像―第13回教育科学研究会賞を受賞して―」教育科学研究会編『教育』国土社、1992年10月号
・「四コマまんがの子どもたち きらめくユーモアが人を変える」『Nurse eye』桐書房、1993年2月
・「朝倉ゼミナールに出会った子どもたち」 教育科学研究会編『教育』国土社、1993年4月号
・「日刊地域新聞『うらどっこ』と子どもたち」日本子どもを守る会編『子どものしあわせ』草土文化、1993年12月号
・「子どもたちが発行する地域日刊新聞『うらどっこ』」日本機関紙協会『機関紙と宣伝』1993年12月号
・「日刊地域新聞『うらどっこ』をつくる子どもたち」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』28、桐書房、1994年
・「はこべ、子どもの心にやさしさを」全国保育問題研究連絡協議会編集委員会『季刊保育問題研究』147、1994年
・「『まめだ先生』と子どもたち」歴史教育者協議会編『歴史地理教育』535、1995年
・「ドリルをこえて」教育科学研究会編『教育』国土社、1996年6月号
・「子どもたちに安心と自由を」 教育科学研究会編『教育』国土社、1997年4月号
・「『うらどっこ』をつくる子どもたちと仲間の教師たち~ゆとりと自由があってこその研修~」 日本教師教育学会第9回研究大会発表要旨集、1999年
・「自分の身体とつきあいながら仕事をすることの意味」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』51、桐書房、2000年
・「子どもを『地域の主人公』にしたうらどっこ新聞活動10年」美術教育を進める会『子どもと美術』47、2000年7月
・「睡眠を増やし独自の学習を」『子どもと教育』子どもと教育社、2001年5月号
・「巻頭言」『子どもと教育』子どもと教育社、2001年11月号
・「日刊地域新聞『うらどっこ』を作る子どもたち」日本生活教育連盟編『生活教育』星林社、2002年1月号
・「朝倉ゼミナールのこと」日本生活教育連盟編『生活教育』星林社、2003年4月号
・「映画『渡り川』の鑑賞と高校生ゼミOBが語る高校生の自主活動」歴史教育者協議会編『歴史地理教育』2003年10月号
・「貧困と高校受験の学力」地域民主教育全国交流研究会編『現代と教育』83、桐書房、2011年
・「貧困と低学力の子どもたちに鍛えられて」民主教育研究所編『人間と教育』72、旬報社、2011年
・「貧困と学力」高知県国民教育研究所『高知みんけんだより』55、2011年
・「朝倉ゼミナールで学ぶ子どもたちとその後」高知県民主教育研究所『高知みんけんだより』63、2015年
【連載】
●「子どもと四季」(『子どもと美術』5~8)
・「いたずらちょうちょの春さんぽ」美術教育を進める会『子どもと美術』5、あゆみ出版、1985年4月
・「かなづちせんせいの夏およぎ」美術教育を進める会『子どもと美術』6、あゆみ出版、1985年8月
・「秋におおきなくちあけた」美術教育を進める会『子どもと美術』7、あゆみ出版、1985年12月
・「冬の小鳥に春の足音きいた」美術教育を進める会『子どもと美術』8、あゆみ出版、1986年4月
●「教室の子どもたち」(『日本の学童ほいく』1997年4月~10月)
・「十五年目の手紙」全国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年4月号
・「はみだしっ子」全国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年5月号
・「大変身」全国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年6月号
・「つらく、淋しい生活のなかで」全国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年7月号
・「子どもの望む教師像」全国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年8月号
・「いじわる?お兄さん」国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年9月号
・「教室に秋の草花」全国学童保育連絡協議会編『日本の学童ほいく』一声社、1997年10月号
●「絵手紙を贈ろう」(『子どもと教育』あゆみ出版、1998年4月~2000年3月)
・「①手わたす人を好きになって」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年4月
・「②二人だけの大切な秘密」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年5月
・「③くるくるまきひげがたのしくて」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年6月
・「④150枚も描いたツユクサ」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年7月
・「⑤あわいピンクのカノコユリ」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年8月
・「⑥真っ赤なひがん花を描く」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年9月
・「⑦秋の七草―なでしこ」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年10月
・「⑧カラスウリの季節」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年11月
・「⑨ほととぎすとかなちゃん」『子どもと教育』あゆみ出版、1998年12月
・「⑩ふうせんかずらの顔」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年1月
・「⑪病室のあざやかな花」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年2月
・「⑫春を呼ぶ菜の花」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年3月
・「⑬新学期には桜が似合う」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年4月
・「⑭教室を飾るゼラニウム」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年5月
・「⑮どくだみのまっ白い花」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年6月
・「⑯あざみのとげ」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年7月
・「⑰あじさいのおしくらまんじゅう」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年8月
・「⑱揺れるほたるぶくろ」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年9月
・「⑲ザリガニ、ほうせき売りに…」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年10月
・「⑳トルコ地震の募金に協力を」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年11月
・「㉑シイの実を拾いに」『子どもと教育』あゆみ出版、1999年12月
・「㉒街角にあふれるカニシャボテン」『子どもと教育』あゆみ出版、2000年1月
・「㉓“りん”と立つ水仙」『子どもと教育』あゆみ出版、2000年2月
・「㉔卒業に贈りたい寒つばき」『子どもと教育』あゆみ出版、2000年3月
●「まめだ先生の学級通信」(『子どもと教育』)
・「①新学期の自己紹介」『子どもと教育』あゆみ出版、2000年4月号
・「②『母』ということばのやさしさ」『子どもと教育』あゆみ出版、2000年5月号
・「③カナヅチの水泳指導」『子どもと教育』子どもと教育社、2000年11月号
・「④『カラスのきんたま』と『うろうろとんぼ』」子どもと教育社、2000年12月号
・「⑤新年はまず年賀状から」子どもと教育社、2001年1月号
・「⑥地域新聞を発行し続けて」子どもと教育社、2001年2月号
・「⑦文集は教育実践の母である」子どもと教育社、2001年3月号
●「マンガ『まめだ先生』」教育科学研究会編『教育』国土社、2000年1月号~2001年9月号
*論文等について、上記以外にもありましたら、上記の「お問い合わせ」より、教えていただければ幸いです。(管理者)
・森尚水先生の教育エッセー 子どもたちにやさしさを
「しんぶん赤旗」1996年1月~12月
論文ダウンロード
朝倉ゼミナールは、中学生、高校生を中心に、学習・文化活動をしている地域の子育てセンターです。ここに集まる子どもたちは不登校、低学力の子どもはもちろん、子育てセンターの活動に賛同する親の子どももいます。(『まめだ先生と子どもたち』より) ★中学の部は2016年度、高校の部は2018年度より活動を休止しています。 |
朝倉ゼミナール・高校生の部の紹介 |
朝倉ゼミナールの歴史
1970~ | 月1回(日曜日)『子どものしあわせ』学習会始まる | |
1983 | 中1、中2生2名との学習会はじまる | |
1988 |
朝倉・中高校生ゼミナール結成 堀内佳コンサート |
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1989 |
大学生との懇談会 長崎・沖縄平和の旅 中国人留学生留学生の話を聞く会 |
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1990 |
建設委員会結成 ゼミナール館完成 |
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1991 | 中学校問題学習会 | |
1992 |
オーストラリアの教育を聞く会 平和ゼミナールへ参加 |
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その後 |
現在に至る 例年、普段の学習会とともに、親の会、夏の合宿・キャンプ、秋のコンサート、冬のスキー等を行っている |
朝倉ゼミナールの規約
第1条 | 名称 |
本会は、朝倉ゼミナールという。 | |
第2条 | 事務所 |
本会の事務所は、朝倉ゼミナール館内(高知市朝倉己202-10)に置く。 | |
第3条 | 目的 |
本会は、朝倉の子どもたちが学習、文化、スポーツ活動を通して友達を大切にし、友達と共に伸びていくように活動することを目的とする。 本会は、この目的に沿って会員相互の交流をはかるとともに、民主的な地域づくりを進める。 |
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第4条 | 事業 |
本会は、前項の目的を達するために次の事業を行う。 1,地域に根ざした子育てネットワークをつくる。 2,子どもの日常的な学習会を行う。 3,教育懇談会など親の学習会を行う。 4,講演会、映画会、音楽会、スポーツ等様々な文化、スポーツ活動を行う。 5,図書、機関紙の発行、販売等を行う。 6,その他、本会の目的のため必要と認めた事業を行う。 |
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第5条 | 会員 |
本会の趣旨に賛同する個人で会費を納めたもの及び講師を会員とする。 会員は、総会を通じて会の運営に参加できるほか、会が主催する行事に参加できる。但し、子どもの日常的な学習会参加については、別途世話人会で定めるものとする。 |
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第6条 | 役員 |
本会に次の役員をおく。 1,館長 1名 2,代表世話人 1名 3,世話人 若干名 4,監査 2名 役員は、総会において選任する。会計は、世話人の中から互選する。 役員の任期は1年とする。但し、再任を妨げない。 |
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第7条 | 会議 |
本会の会議は、総会と世話人会とする。総会は、会員をもって構成し、世話人会は代表世話人、世話人で構成する。 定期総会は、毎年決算終了後3ヶ月以内に開催し、事業報告、会計報告の承認、事業計画並びに予算の決定、その他本会議の運営に関する重要な事項を審議し、決定する。 世話人会は、必要に応じて開催する。 |
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第8条 | 資産及び会計 |
本会の資産は、次に掲げる物をもって構成する。 1,年会費 2,寄付金品 3,事業収入 本会の経費は、会費、寄付金によってまかなう。 |
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第9条 | 会計年度及び監査 |
本会の会計年度は、毎年4月より3月までとする。 監査は、毎年度終了後行い、総会で報告・承認を受ける。 |
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第10条 | 規約改正及び細則 |
本規約の改正及び細則は、総会で定める。 本規約は、1990年10月10日より施行する。 |
朝倉ゼミナールの場所
[所在地]
〒780-8066 高知市朝倉己202-10 朝倉ゼミナール館
*電話はありません
*上記地図の「サンプラザベル」は現在「サニーマート毎日屋・土佐道路店」となっています。